学芸員ブログ

春日温泉 働く馬フェスタに行ってきました

11月25日(土)春日温泉(長野県佐久市望月)にある望月馬事公苑で開催された<働く馬フェスタ>に行ってきました。

佐久市望月地区のあたりは、平安時代から勅旨牧(ちょくしまき)として朝廷で使用される馬を献上していました。「望月の牧」(もちづきのまき)とよばれて、この御牧ケ原台地一帯で貢馬が飼育されていたそうです。平安期の信濃国には16か所の牧があり、毎年80疋(ひき)の馬を献上するうち「望月の牧」からは20疋が貢がれたそうで、信濃では最大の馬生産地でした。

開催地の望月馬事公苑は平成4年に開設された乗馬施設で、平成20年からは会員制乗馬クラブとしてリニューアルされ、子供向けに引き馬、お試し乗馬も体験できる施設です。

この馬事公苑周辺でフェスタが行われ、馬耕実演・体験会や馬車体験会とともに地元のチーズ工房のチーズや有機野菜や馬グッズなどを販売するマルシェも催されました。

馬耕の実演会には三馬力社(新潟県十日町市)の岩間敬さん・倉本伸幸さん、うまや七福(長野県伊那市)の横山晴樹さん・紀子さん、楓企画(長野県白馬村)の雨宮康平さんといった方々が参集されていました。会場では松山犂バケンE型が使用され、岩間さんと倉本さんによる一般の方への馬耕体験の指導もされました。

<松山犂バケンE型を使った馬耕体験>

体験者は中学生ですが、馬(岩間敬さん所有の「テラ」)が調教されているので口取りしなくても馬耕ができています

<「うまや七福」による馬車体験>

 

 <有機野菜の荷車市>

  黒大根を1個買ってみました(70円也)。細切りにしてオリーブ油と塩コショウで炒めるのを薦められました

 

有機栽培のハーブティーを売る店も

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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