耕す道具とは

 作物を栽培するために土壌を耕起し、反転、かくはんして、砕土することを一般的には耕耘という。耕す作業により地力の向上が図られる。

 耕す道具の歴史は農耕が始まった縄文時代からといわれている。縄文時代後期には打製石斧を使って土を掘り作物を作っていた。弥生時代前期には木製の鍬が使用され始め鍬の形は平鍬・又鍬(先がフォーク状のもので備中鍬といわれるミツマタもそのひとつ)・横鍬(刃幅の広いもの)などがあったことが確認されている。5世紀ごろの古墳時代になると鍬の先に鉄の刃をつけた風呂鍬が使われるようになった。また、踏鋤は朝鮮半島から伝来したものと言われ、日本では弥生時代から使用されていた。

 

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